パナソニック、4K対応機能をパワーアップした新「DIGA」

 パナソニックは9月22日、デジタルレコーダー「DIGA」シリーズに5機種の新製品を発表した。「BRZ/BRW」シリーズでは、HD画質を4Kへとアップコンバートするほか、4K撮影動画の保存、再生に対応する。全機種10月20日に発売する。

 発表されたのは、4K対応の「DMR-BRZ2000/BRZ1000/BRW1000/BRW500」と簡単操作を実現した「DMR-BRS500」になる。

4K撮影動画の保存、再生が可能に

  • 「DMR-BRZ2000/BRZ1000/BRW1000/BRW500」

 BRZ/BRWシリーズでは、4K対応システムLSI「新ユニフィエ」により、独自の「4Kダイレクトクロマアップコンバート方式」を実現。デコードしたハイビジョン信号からダイレクトに4K信号にアップコンバートすることで、鮮度が高く、自然な質感と立体感にあふれた映像を実現するという。

 市販のBDソフトの24p素材のほか、HD放送などの映画素材も4K/24pへのアップコンバート出力に対応。4K/30pアップコンバートも実現し、4Kカメラで撮影された映像も高画質で再現できる。

 「W超解像」による画質補正ができ、4Kアップコンバート映像に対する超解像はもちろん、フルHD映像に対しても同様の処理を行うとのこと。色の輪郭まで鮮明に表現できるとしている。

 MP4/MOV形式による4K撮影動画を保存、再生できるほか、写真の4K出力も可能だ。またPCとのファイル共有にも対応しているため、動画や写真をドラッグ&ドロップで移動することができる。

 「外からどこでもスマホで視聴」に対応し、iOSやAndroid OS対応のスマートフォンやタブレット端末に専用アプリの「メディアアクセス」をダウンロードすると、本機の録画番組や本機が受信したリアルタイムの放送を外出先からストリーミング再生が可能。少ないパケット量でも高画質の映像が視聴できるほか、3番組同時長時間録画を設定している時間帯も外出先で録画番組を視聴できる。

 USB HDD接続による増設もできるほか、新たにSeeQVault規格にも対応可能だ。BRZシリーズは3基、BRWシリーズは2基のチューナを内蔵する。

簡単操作を追求したエントリーモデルも登場

  • 「DMR-BRS500」

 DMR-BRS500は、シングルチューナを搭載したBDレコーダーのエントリーモデル。500GバイトのHDDを内蔵する。0.8倍速で子音を強調して早口な会話もゆっくり聞き取りやすくしたほか、高周波域を強調し、年齢とともに聞き取りづらくなる高音もはっきり聞き取りやすい「ゆっくり/はっきり再生」機能を装備。「番組表」「録画一覧」の文字を2倍の大きさで表示する「でか文字」や基本的な使い方をアニメーションで教えてくれる「かんたんガイド」を備え、使いやすさを追求している。

 リモコンはよく使う「録る」「見る」ボタンを大きくした「新かんたんリモコン」を採用。パナソニックのテレビ「VIERA」はもちろん他社製テレビの操作もできる。

  • DMR-BRZ2000(HDD容量:2Tバイト、想定税別価格:9万円前後)
  • DMR-BRZ1000(HDD容量:1Tバイト、想定税別価格:8万円前後)
  • DMR-BRW1000(HDD容量:1Tバイト、想定税別価格:7万円前後)
  • DMR-BRW500(HDD容量:500Gバイト、想定税別価格:6万円前後)
  • DMR-BRS500(HDD容量:500Gバイト、想定税別価格:5万円前後)

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