Cisco Systemsは米国時間9月17日、プライベートクラウド企業のMetacloudを買収すると発表した。
カリフォルニア州パサデナを拠点とするMetacloudは、小規模企業から大企業を対象にプライベートクラウドソリューションを提供するベンダーだ。同社の顧客には、ベンチャー企業からFortune 100にリストされている企業まで、さまざまな規模の企業が名を連ねる。Metacloudは「OpenStack as a Service(サービスとしてのOpenStack)」モデルをとり、顧客はすぐに利用できるプライベートクラウドを既存あるいは新しいデータセンターに実装できる。
Ciscoは買収金額については公表していない。取引完了後、Metacloudの従業員はCiscoのクラウド事業に加わるという。
CiscoはMetacloud買収について、グローバルな取り組みであるIntercloudを強化するためと説明している。Intercloudは世界中に分散したクラウドでネットワークを構築することでクラウド顧客のニーズを満たすことを目指す。
3月に発表したIntercloud戦略は、オープンソースのOpenStackをベースにしたCiscoのクラウド基盤に対応するため、企業が作業する必要があるものだ。
Metacloud買収についてCiscoは、顧客が「選択肢、柔軟性、データガバナンスを提供し、たくさんのクラウドで構成される新しい世界に向けてシームレスに移行する」にあたって、Metacloud技術は「重要な役割を満たす」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス