Appleは、サンフランシスコの新興企業Miego Appsが開発したアプリを「App Store」で配布することを拒否した。Miego Appsによると、このアプリは「iPhone 6」を求める行列の待ち時間情報の拡散をクラウドソーシングすることで、人々がiPhone 6をどこに買いに行くかを選べるようにするという。
「MiQueue」と呼ばれるこのアプリは、Apple Storeで列に並んで待っているあらゆる人がiPhone 6や「iPhone 6 Plus」を購入するまでの待ち時間を共有できるようにすることで機能するように設計されていた。その情報はその後、ほかのMiQueueユーザーに提供される。
Miego Appsの最高経営責任者(CEO)であるMichael Harmell氏によると、Miegoは7月下旬にMiQueueの開発に着手し、米国時間9月2日、Appleに審査してもらうために同アプリを提出したという。iPhoneの発表日が近づいても同アプリの状態についてAppleから連絡がなかったので、Harmell氏は早く決定を下してもらうために働きかけを開始し、16日にようやく電話でAppleから結論を聞かされた。同氏によると、電話で話した時間は5分程度だったという。Appleの経営陣はMiQueueを審査した後、審査部門に同アプリを却下するよう命じたという話だった、と同氏は付け加えた。
Harmell氏によると、AppleはHarmell氏に対し、MiQueueをApp Storeで承認しないと判断したことを通知したという。「Appleは、それが同社によって示されていないこと、そして、待ち時間に対する誤解の可能性があることを懸念していると語った」と同氏は米CNETに対して述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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