Googleはインドのニューデリーで開催したイベントにおいて、以前に発表した「Android One」計画に基づく3種類の新しいスマートフォンを発表した。Android Oneは、低価格端末の開発時間短縮を目指すGoogleのソリューションで、2014年6月に開催されたGoogle I/O 2014カンファレンスで発表されていた。
新しい端末は、「Spice Android One Dream UNO Mi-498」「Micromax Canvas A1」「Karbonn Sparkle V」の3種類だ。
これらの端末の仕様は似ており、解像度854×480ピクセルの4.5インチのFWVGAディスプレイ、クアッドコア1.3GHz MediaTekプロセッサ、デュアルSIM、1GバイトRAM、4Gバイトの内蔵ストレージに拡張用のmicroSDカードスロットを備える。5メガピクセルのリアカメラと取り外し可能な1700mAhのバッテリーも装備される。
3種類のスマートフォンのプラットフォームは全てAndroid Oneで、小売価格が100ドル前後になるように最低限のハードウェア要件をGoogleが設計している。さらに、Android Oneスマートフォンに搭載される「Android」は、「Nexus」シリーズと同じく、メーカー独自のカスタマイズが施されていない。
したがって、これら3種類のスマートフォンが非常に安価なのも驚くことではない。モデルによっては10ドルほど高くなるものがあるとしても、新しいAndroid One端末の価格は6399ルピー(100ドル相当)からだ。また、音声コマンドも含めてヒンディー語に対応する。
Android Oneスマートフォンは、「Google Play Store」がインストールされた状態で出荷され、アップデートは、メーカーではなくGoogleが2年間直接提供する。Googleはまた、現在「Android KitKat」を搭載しているスマートフォン向けに、新しい「Android L」へのアップデートも計画していると述べている。
Googleは2014年末までにインドネシア、フィリピン、その他の南アジア各国へ、2015年にはさらに多くの国々でAndroid Oneデバイスを展開していく計画だ。Android Oneの次期製造パートナーにはAlcatel-Lucent、パナソニック、ASUS、Acer、HTC、Lenovoが予定されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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