Motorola Mobilityは米国時間9月4日、シカゴのダウンタウンにある本社でイベントを開催し、同社の主力スマートフォン「Moto X」と廉価機種である「Moto G」の後継機種を発表した(両製品とも名称は変わらず)。また同社は、「Moto Hint」というイヤホン型のBluetoothアクセサリを披露し、同社のスマートウォッチ「Moto 360」についても詳しく語った。
Moto GとMoto 360は4日、それぞれ180ドルと250ドルで発売された。Moto Xは、小売価格500ドル、通信事業者と契約する場合は100ドルで、2014年秋に発売される予定。Hintは150ドルで、2014年秋に発売される。英国では、Moto Xは9月末からAmazonにおいて419ポンドで発売される予定で、Moto Gは9月5日にAmazonにおいて150ポンドで発売された。
Moto Gは、前機種よりも少し改良されている。5インチとやや大きくなった高精細(HD)ディスプレイ、2つのステレオサウンド用前面スピーカ、8メガピクセルの背面カメラと1.2メガピクセルの前面カメラ、メモリ増設用のmicroSDスロットなどが装備されている。
新しいMoto GにはLTE版がなく、これについて同社はコメントを避けた。前機種のMoto Gでは、オリジナル版の発売が2013年11月だったのに対し、LTE版は2014年5月に発売されている。
Moto Xも、魅力的な新しい外観の中で前機種を踏襲する改良が加えられるとともに、価格は引き下げられた。
Motorolaの主力スマートフォンであるMoto Xは前機種よりも大きくなり、5.2インチのフルHDディスプレイと、より高速な2.5GHzのQualcomm製プロセッサ「Snapdragon」を搭載している。
4K動画も撮影可能な13メガピクセルのカメラが装備されている。同スマートフォンは、さらに多くの音声コマンドとタッチレス制御が統合されていることを特長とし、端末の上に手をかざすことによって、着信を拒否したり、自撮りモードに切り替えたりすることができる。
スマートフォンはより高級な素材が使用される傾向にあり、Motorolaはそのトレンドに従って、Moto Xにアルミニウム製フレームを追加した。これには、アンテナとしての役割もある。また、レザー製と木製の高級背面カバーも提供する。Motorolaは、顧客が端末の外観をカスタマイズできる同社の「Moto Maker」プログラムを引き続き提供している。
新しいMoto Xの価格は、初代モデルよりも大きく引き下げられている。初代Moto Xは発売時、契約付きで200ドル、契約なしでは580ドルだった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス