アマゾン ジャパンは9月5日、徳島県と「災害発生時における支援に関する協定」を結んだことを発表した。大規模災害の発生に備え、避難所で必要となる物資情報の公開を支援することで、物資を迅速かつ的確に調達することを目的としている。
具体的には、南海トラフ巨大地震など大規模な災害が徳島県で発生した際に、通販サイト「Amazon.co.jp」上の「ほしい物リスト」サービスを活用し、約1000カ所の避難所に対して、必要なときに必要な物資をAmazon.co.jpのユーザーが支援できる環境を整備するとしている。
アマゾンは、「ほしい物リスト」に関するマニュアルを徳島県に提供し、避難所ごとの初期設定を支援する。また、大規模な災害発生時には、避難所への物流が回復次第、「ほしい物リスト」が周知されるように、Amazon.co.jp上に特設ページの公開などをするとしている。
同社は、東日本大震災発生後に「ほしい物リスト」サービスを活用して、約7000カ所以上の避難所や学校、非営利団体、個人宅などに合計10万個以上の物資を支援できる環境作りを進めてきた。災害支援協定を締結するのは徳島県が初めてだという。
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