八楽は9月2日、ビジネスパーソンに特化した翻訳管理システム「YarakuZen(ヤラクゼン)」の提供を開始した。ライセンス利用料は1IDで月額8800円から。
YarakuZenは、メールや社内文書、マニュアルなど、日々の業務で使用する文章を17言語に翻訳してくれるサービス。過去の履歴も踏まえた機械翻訳結果が表示され、ユーザーが自身で承認・修正する。修正結果は自動的に保存され学習するため、使えば使うほど機械翻訳の精度が向上するとしている。
修正の際の翻訳支援ツールとして、対象テキストに応じてサイドパネル上に例文集や辞書が自動的に提案される。完全一致だけでなく、部分一致や合成翻訳の結果も表示されるという。現在は、日英を中心に100万以上の例文集を備えており、辞書は「ジーニアス MX」(英和・和英)を標準で利用できる。
機械翻訳の修正は、ユーザー自身だけでなく世界3万人以上のクラウド翻訳者に依頼することもできる。修正したい文章を指定して、予算に応じて翻訳者のレベルを選ぶだけで依頼が完了する。24時間いつでも利用でき、メールの内容であれば最短15分で修正してもらえるという。
YarakuZenの翻訳メモリ「マイブック」は、個人だけでなく会社単位で参照・共有できる仕組みとなっており、社内のユーザーが蓄積した内容を他の社内ユーザーが再利用できる。また、辞書機能も社内で共有できるため、会社名や製品名などをあらかじめ登録しておくと、チーム単位で翻訳作業の効率化や多言語対応力の向上が期待できるとしている。
対応言語は、日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、マレー語、タガログ語、ヒンディ語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、ポルトガル語の17言語。
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