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ドコモ、LTEとWi-Fiのキャリアアグリゲーションに成功

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 NTTドコモは8月22日、中国北京においてドコモ北京研究所とファーウェイが共同実験を行い、無線LANなどで使われている5GHzのアンライセンス周波数帯(無線LANやBluetoothなどが利用する国際的に免許が不要な周波数帯)を使ったLTEデータ通信に成功したと発表した。

 ドコモによると、今回の実験は2014年中の標準化の検討開始が見込まれている技術「LAA(Licensed-Assisted Access using LTE)」を先行して研究開発することを目的に実施。「LAA」とはLTEによるデータ通信をアンライセンス周波数帯で利用可能にする技術で、複数の周波数帯域を束ねて通信速度を高速化するLTE-Advancedの技術「キャリアアグリゲーション」を活用して、既存の携帯電話サービスに用いられている周波数帯と無線LANに使われている5GHzのアンライセンス周波数帯を束ねて利用することを前提にしている。


「LAA」のイメージ

 実験では、従来のLTE回線と5GHz帯の無線LAN回線をキャリアアグリゲーションによって束ねたLAA回線と無線LANの共用基地局アンテナから、5GHz周波数帯を利用してデータを送信。LAAでの通信に対応した機器を使って、LAAで通信した場合と無線LANで通信させた場合を個別に性能評価している。その結果、無線LAN規格「IEEE802.11n」と比較して、LAAは約1.6倍の通信容量の向上を達成したという。


実験のイメージ

 ドコモによると、この実験はLTEと今年度中の提供開始を予定しているLTE-Advancedに有用な技術になることを示唆しており、将来LTEやLTE-Advancedを無線LANと共存させつつ、5GHz帯を補完的にLTE通信に利用することができれば、より高速で快適なデータ通信が実現できるようになるとしている。

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