クロスプラットフォームソリューションを提供するParallelsは、「Parallels Desktop 10 for Mac」と「Desktop 10 for Mac Enterprise Edition」のリリースを発表した。
Mac上での「Windows」の稼働を可能にする同ソフトウェアの新版では、「Office」アプリケーションの起動を最大50%高速化し、Macのバッテリ持続時間が30%延長されることなどを謳っている。
またParallels Desktop 10は、「iCloud Drive」と「Photo Library」のサポート、クリック操作による「iPhone」からの通話発信、「iMessage」やSMSテキストの送信など、「Mac OS X Yosemite」に搭載される機能の多くをWindowsとWindowsアプリケーションにもたらす。
さらにユーザーは、Dockに表示されたアイコンにファイルをドラッグアンドドロップしてファイルをWindowsで開いたり、Windowsのファイル、テキスト、ウェブページを、TwitterやFacebookといったMacで設定されているソーシャルメディアまたは電子メールで使用したりできるようになる。
Parallelsは、プロフェッショナルや企業を対象とする「Desktop for Mac Enterprise Edition」もアップグレードした。新機能として管理者は、USBデバイスポリシーを選択して適用したり、「OS X」に組み込まれた「FileVault」暗号化機能を利用して仮想マシンを暗号化したり、ライセンス状況を確認したりすることなどができる。
「Desktop 8」および「Desktop 9」の現行ユーザーは、米国時間8月20日からDesktop 10にアップグレード可能で、新規ユーザー向けには8月26日からフルバージョンが発売される予定。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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