ASUS JAPANマーケティング部 部長のSynthia Teng氏は、「日本市場に特化して開発した製品。Wi-Fiスポットが見つからない、Wi-Fiルータを持つのが面倒。スマートフォンのような高級感のあるタブレットがほしい──日本人が感じるさまざまな“欲しい”をインテル、KDDIとともに形にした」と語った。日本先行で発売し、今後はワールドワイドで展開していく考えだ。
ASUSのユーザーは8割が男性という。「日本生まれのタブレットで、今後日本市場で女性の顧客も開拓したい」と意気込む。一方のKDDIも、まだ男性の利用者が多いタブレットを女性層を取り込むことで本格普及を図りたい狙いがある。
ASUSは、2011年6月に発表したTF(Transformer)シリーズをはじめ、Nexus 7シリーズ、Fonepadシリーズ、MeMO Padシリーズと多くのAndroidタブレットを手がけている。今回のKDDIとの共同開発も、「Nexus 7シリーズの実績が認められたのがきっかけ」(Synthia Teng氏)とし、KDDI側から話が持ちかけられたものだという。開発は約1年半、ASUSにとっても初のビックパートナーで、色味やキラリと輝くふちの部分など、日本ならではの繊細なこだわりに苦労した点も多かったと明かした。
KDDI商品統括本部 プロダクト企画本部 プロダクト企画2部 部長の相澤忠之氏は、「日本と台湾を何度も行き来し実現した自信作。まだ男性の利用者が多い中、タブレットを盛り上げていくためのこだわりポイントの1つはカラー。特にピンクは、女性にもっともお勧めしたいいい仕上がり。サイズと軽さから8インチを選択した。4GLTEでぜひ持ち歩いて欲しい。このサイズなら電車の中でも片手で新聞や雑誌を読める」と語った。
KDDIでは、ASUS MeMO Pad 8を新規で契約すると最大1万円の割引きが受けられる「デビュー割」を設定。さらに、スマートフォンとセットで使う人向けの「データシェアキャンペーン」を適用すると月額3150円で利用でき、「缶ジュース1日1本程度の料金」(相澤氏)とアピールした。
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