Googleが米国時間8月19日、これまで自社の「Android」OSにしか対応していなかった「Photo Sphere」機能について、「iPhone」や「iPad」に搭載されているAppleの「iOS」向けにアプリをリリースすると発表した。
このアプリは一定の場所の360度パノラマ写真の撮影が可能で、写真をつなぎ合わせて、上下左右にスクロールできる1枚の画像を作成する。作成した画像は、ソーシャルネットワークや「Google Maps」に投稿できる。Google Mapsの場合はユーザーが場所を検索すると、Googleが投稿された中からその場所に該当する写真数枚を選んで表示する。
Photo Sphere担当製品マネージャーであるEvan Rapoport氏は声明で、Google Mapsへの統合における目標の1つは、人々が「バーチャルに世界を探索する」ことを手助けする点にあると述べた。
Googleにとって、今回の小規模なリリース対象拡大は2つの効果がある。まず、ユーザーに協力を求めて個々の場所にインデックスを付けてもらい、Google Maps製品を強化するのに役立つ。また、たとえ自社OSと競合するモバイルプラットフォーム向けにアプリをリリースすることになろうとも、写真関連製品をできるだけ多くの人に提供するという同社の方針とも一致する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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