Microsoftが「Android」タブレット向けに最適化されたバージョンの「OneNote」メモ作成アプリケーションを発表した。このバージョンは、デジタルインクもサポートする。
この新アプリケーションは米国時間8月19日より「Google Play」において無料でダウンロード公開されている。使用には、「Android 4.1」以降のAndroidが必要だ。Microsoftはこの数カ月、OneNoteのAndroidタブレット版のベータテストを実施していた。
Microsoft関係者によると、新しいAndroid向けOneNoteリリースには、手書きのサポートと「タッチフレンドリーなナビゲーション」が含まれるという。
Microsoft幹部陣はテスターに対して、OneNoteのAndroidタブレット版には次の機能が搭載される予定だと話していた。ユーザーが手書きでメモを作成したり、スタイラスや指で絵を描いたりできるようにするデジタルインクのサポート。フォントタイプやフォントサイズ、文字整列、タグを含むフォーマットオプションの追加。ユーザーがスワイプ操作によって複数のノートブックやセクション、ページの間を移動できる機能。
Microsoftは19日、ほかのOneNoteアップデートもいくつか公開した。
同社は「OneNote for Windows Store」(「Metro-Style OneNote for Windows 8.x」としても知られている)をアップデートして、インクハイライト機能や印刷のサポート、ファイルおよびPDFの挿入機能を追加した。
「Livescribe+」向けのアップデートも提供され、自動送信機能が追加された。この機能を利用することで、ユーザーは自分の「Livescribe 3」スマートペンを使って「Livescribe」ノートブックを作成し、手書きのメモをOneNoteの特定のノートブックに自動送信できる。
Microsoftは、タッチ操作に最適化されたほかのAndroidタブレット向け「Office」アプリの開発も継続している。情報筋によると、Androidタブレット向けOfficeスイート(「Word」「Excel」「PowerPoint」、OneNoteが含まれる予定)は2014年中のリリースに向けて順調に開発が進んでいるという。タッチ操作に最適化された「Metro-Style/modern Office suite for Windows 8.x」のリリースは2015年前半以降になる見通しだ、とも筆者の情報筋は述べた。
これでOneNoteクライアントは9種類になった。Windows版と「Windows 8」版、「Windows Phone」版、「iOS」版、「Mac OS X」版、Androidスマートフォン版、Androidタブレット版、Amazon製「Fire Phone」/「Kindle Fire」タブレット版、「OneNote Online」(さまざまなブラウザで利用可能)だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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