Dropboxが、これまで選ばれたベータ版テスターのみが利用可能だったプライバシー機能とセキュリティの機能の一部について、この制約を外し始めている。
クラウドストレージサービスを提供するDropboxは、共有フォルダの閲覧のみを許可する機能、共有リンクのパスワード機能、および共有リンクに有効期限を設定する機能の対象を、「Dropbox for Business」の顧客全員に拡大した。
一部ユーザーはすでにご存じだろうが、閲覧のみを許可する機能は2014年夏に入り、Dropbox for Businessの顧客向けの先行利用プログラムの一環としてすでに案内されていた。
サンフランシスコに本社があるDropboxによると、現在、8万以上の機関がDropbox for Businessに登録しているという。
Dropboxは米国時間8月19日、この発表より一足早く、より個人ユーザー向けだが、今では法人顧客にも広がりを見せている別の製品でも話題を呼んだ。
同社のメールアプリ「Mailbox for Mac」が、パブリックベータとして公開されたのだ。これまでの同アプリはもっぱらモバイル向けに特化されていたが、Mac版ではデスクトップ利用向けの新機能をいくつか搭載している。
Dropboxは、「iPhone」向けのGmailクライアント用モバイルアプリだったMailboxを、2013年3月に買収した。
新興企業だった当時の創業者によって「電子メールを適切な場所に分類する」仕組みだとして売り出されたMailboxは、移動中もメッセージを簡単にふるいにかけて保管することを目的とした、(「iOS」デバイスにはじめから搭載されているメールアプリとの比較で)完全に再設計された受信箱だと説明されていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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