スマートフォンは、言うなれば“小さなPC”だ。ネット閲覧やアプリを使った編集作業、通話に撮影と、豊富な機能を備えている。ただし、中には一度スマートフォンからPCへとデータを移した方がいいこともある。
そんな時に便利なのが“オンラインストレージサービス”と呼ばれるものだ。有料/無料のストレージ容量を入手し、スマートフォン内のデータをアップロード。任意のPCからアップロードしたデータをダウンロードすれば、スマートフォンをPCとケーブル接続しなくても、データを共有できる。
昨今では、カメラアプリから直接オンラインストレージへとアップロードできたり、OSがオンラインストレージサービス機能を有していたりと、サービスは拡大している。そこで、ここでは定番のAndroidアプリを3つ紹介したい。
「Dropbox」は、無料のアカウント登録を行うことで、2Gバイトの保存領域が利用できる。また、月額9.99ドルの「プロプラン」にアップグレードすると100Gバイトに拡張可能だ。PC用のクライアントソフトも公開され、スマートフォンとPC間のデータ共有が簡単。ブラウザを使った操作にも対応するので、出先のPCを使って操作することも可能だ。
本サービスのポイントは、何といってもさまざまなアプリと連携していることだ。Dropboxへのアップロードを支援するアップロードアプリのほか、共有機能のアップロード先として指定できることも多く、そういった意味では扱いやすいサービスのひとつといえる。
>>Dropboxのダウンロードページ
グーグルが提供しているオンラインストレージサービス。「Googleドライブ」で利用できる容量は、Gmail、Google+ フォト共通で15Gバイトとなる。なお、有料サービスもあり、月額1.99ドルで100Gバイト、月額9.99ドルで1Tバイトに拡張できる。Android OSを搭載するスマートフォンでは、プリセットされていることも多く、Googleアカウントを登録するだけで手軽に利用できるのがポイントだろう。
初期容量の15Gバイトは、一見すると大容量だが、GmailやGoogle+ フォトと共通である点には注意したい。特にGmailはフリーのメールサービスの定番であり、活用している人は多いだろう。迷惑メールとゴミ箱に移動したメールを含むすべてのメッセージと添付ファイルが容量の対象となる。添付付きメールのやり取りが多いのであれば、ドライブストレージで一度容量を確認しておこう。
>>Googleドライブのダウンロードページ
マイクロソフトのオンラインストレージサービス「OneDrive」(旧SkyDrive)。新規登録することで、15Gバイトの容量を使うことができる。Windows 8/8.1のユーザーであれば、OneDriveアプリがプリセットされているので、マイクロソフトアカウントを使って簡単に利用できる。また、Officeとも連携しているので、ドキュメントの作成、編集、共有が簡単に行えるのも強みだ。
有料の追加容量プランとしては、月額190円で100Gバイト、月額380円で200Gバイトに拡張できる。このほかの容量拡張方法として、カメラロールのバックアップ機能をオンにすることで3Gバイト、友だちに紹介して500Mバイト(最大10人で5Gバイト)の計8Gバイトの拡張が可能だ。
>>OneDriveのダウンロードページ
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