ブルーレイディスク アソシエーション(BDA)は8月19日、BDに新たな両面ディスク仕様「BD-DSD」を発表した。両面で200Gバイトのデータ蓄積が可能になるという。産業用での使用を見込む。
BD-DSDは、片面に100Gバイト、両面で200Gバイトのデータ蓄積ができ、ペタバイトクラスのデータ蓄積用の大規模なシステム構成で正常に機能できるとしている。光ディスクメディアのため、テープのように読み取り、書き込みでヘッドに接触することなく、HDDのように継続的な回転を必要としないなどのメリットを持つ。
使用する際は、数枚から数百枚のディスクを収納できるディスクカートリッジに搭載されるよう設計されており、データセンターなどでは、複数のカートリッジを使うことで単一のセットとして、数ペタバイトのデータを処理できるようになるとのこと。カートリッジは、ロボットアームでレーザー読み取り、書き込みヘッドに移され、データへのアクセスが行われるよう想定されているという。
ヘッドへ移された後のディスクへのアクセスタイムは通常のHDDのアクセスタイムに匹敵するとのこと。テープメディアの通常のデータアクセスタイムより大幅に短縮される見込みとしている。
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