デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン(DEGジャパン)は2月13日、BDソフトタイトルの優れた作品を選出し、表彰する「第6回 DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」を開催した。
DEGジャパンは、映像コンテンツメーカーや映像機器メーカーが一体となって次世代のデジタルエンターテインメント市場のさらなる成長を目的とする活動を行う業界団体。ハードウェアメーカーやソフトウェアメーカーなどが加盟している。
対象になるのは、2013年1月1日~12月31日に国内で発売・販売されたBDソフトタイトル。グランプリ、ベストBlu-ray3D賞のほか、ベスト高画質賞、ベスト高音質賞などのほか、ユーザーからの投票によって選ばれるユーザー大賞や各賞から惜しくも漏れてしまった作品に贈られる審査員特別賞など16作品が選出された。
グランプリを受賞したのは「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 4枚組コレクターズ・エディション」。審査委員長を務めたAV評論家の麻倉怜士氏は「ライフ・オブ・パイは、3Dもストーリーも映像もすべてが素晴らしく、グランプリに相応しい作品。なかでもすごいのは、チャプター16の16対9から21対9へとフレームを拡張している点。21対9のレターボックスサイズになると上下に黒の帯が出るが、それすらも気にならないほど物語に引き込まれる」と評した。
このほかユーザー大賞は、投票数1万1973人の中から最多の支持を集めた「ももクロ秋の二大祭り『男祭り+女祭り2012』」が、審査員特別賞には「モンスターズ・ユニバーシティMovieNEX」がそれぞれ選ばれた。
第6回を迎えた今回は、過去最多となる81作品がノミネートされ、その中から16部門が選出された。「ベスト高音質賞」では、BDオーディオ作品が台頭しており、麻倉氏は「今後もBDオーディオの勢いは増していくだろう。次回はBDオーディオ以外のライブ音源を収録したBDソフトをプロモートするジャンルがほしい」と呼びかけた。
授賞式には「DEGアワードアンバサダー」に就任した、俳優の竹中直人さんと女優の吉本実憂さんが出席。吉本さんは「ベスト高画質賞・アニメ部門(洋)」、竹中さんはグランプリのプレゼンターを務めた。
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