Appleが「HealthKit」に関して、多種多様なヘルスケア関連事業者と会合を持っていると報じられている。HealthKitは、「iPhone」のメーカーであるAppleが手がけるソフトウェアで、ユーザーが健康関連データを追跡できるようにするものだ。
カリフォルニア州クパチーノに本社を置くAppleはこの新しいプラットフォームについて、Mount Sinai、Cleveland Clinic、ジョンズ・ホプキンス大学のほか、医療記録プロバイダーのAllscriptsやEpic Systemsと話し合ったという。Reutersが米国時間8月12日に報じた。Reutersは、こうした話し合いは、何ら具体的な成果につながらない可能性もあるが、Appleによる健康関連分野への野心を一層強調するものだと指摘した。
2014年6月にカリフォルニア州サンフランシスコで開催された「Worldwide Developers Conference(WWDC)」で発表されたHealthKitは、ユーザーの健康データを追跡するためのハブとなることを目指している。「iOS 8」の一部となるHealthKitには、サードパーティーのフィットネス機器と共に使用できる「Health」と名付けられた対応アプリが含まれる。
AppleはHealthKitの発表の場で、Mayo Clinicを含む多くの医療機関がすでにパートナーとして契約していると述べた。Mayo Clinicは、HealthKitを組み込み、患者が自身の血圧測定などを行う際に連動するようにする。このソフトウェアは、測定値が設定されたパラメータの範囲内にあるかどうかを自動的にチェックし、範囲外の場合には病院に通知するので、医師はより迅速に患者を診察できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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