とっさの時に便利なiOS向け翻訳アプリまとめ5選

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 仕事でも旅行でも、急に外国語でコミュニケーションを取らなければいけなくなることはある。普段から勉強している言語ならともかく、まったく知らない言葉を急に理解できるようになるのはムリな話。そのような時に役立つのが翻訳アプリだ。

 もちろん、機械による自動翻訳が100%正しいわけではないが、単語や短い文章ならば、かなり高い精度で正しく訳してくれる。「まったくわけが分からない」言葉を、「なんとなく言いたいことは分かる」程度にするには十分だ。今回は、とっさの時に便利な翻訳アプリを5つ紹介する。

これ1つで、80もの言語に対応できる「Google翻訳」

 まず欠かせないのがGoogle翻訳だ。これ1つで、80もの言語に対応できる。翻訳したい言語が何語なのかが分からなくても、入力された言語を自動的に判別してくれる。長い文章はコピー&ペーストすれば、手間がかからない。コピーできないテキストのときは、音声入力か手書き入力機能を使おう。音声入力機能は、自分が話す言語から他の言語への翻訳に使うのが普通かもしれないが、「こんな風に言ってる」と聞こえる音を自分で発音してみると、意外にきちんと変換してくれる。

 手書きの場合、アルファベットや漢字が使われている言語なら見たままを書くのはたやすいが、まったく書いたことがない文や、1文字ずつの切れ目がよく分からないような文字だとかなり大変かもしれない。筆者は、書いたことがないタイ語で試してみたが、5文字くらいで入力に挫折した。コピー&ペーストできるテキストならまったく問題はないのだが、写真を読み込めないのだけが残念だ。

  • 音声入力では原文言語を指定する必要がある。テキスト入力では自動判別してくれる。これは音声入力したため、原文言語を指定してある

  • 1単語を自動判別する設定になっていると、素早く書かないと、単語の途中でテキストに変換されてしまう

カメラに写っているテキストを、即座に翻訳先の言語にして表示する「Word Lens」

 Word Lensは、カメラに写っているテキストを、即座に翻訳先の言語にして表示する翻訳アプリだ。目の前の看板や標識の文字が、瞬間的に別の言語に変わって映し出されるので、Word Lensを使っていると、SFの世界に紛れこんだような気持ちになるかもしれない。Word Lensは、最近、Googleが買収したので話題となった。執筆時点では、対応言語が英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語と、限られているが、Google内での開発が進めば、今後、他の言語への展開も期待できる。

 カメラに写して翻訳する以外にも、単語を検索して意味を調べることもできる。カメラで認識してくれない文字がある場合はこの辞書機能を使うといいだろう。

  • ドイツ語のウェブページを写しているところ。「CONVENIENTANDFAST THECHECK IN」などと英語になっている部分が、翻訳された箇所

  • 辞書のように単語を入力して調べることもできる

音声入力またはテキスト入力した内容を、即座に翻訳してくれる「音声&翻訳」

 音声&翻訳(Speak & Translate)は、音声入力またはテキスト入力した内容を即座に翻訳してくれるアプリだ。どちらかというと、チャットなどの短い会話に利用しやすく、長文翻訳には向いていない。翻訳された内容は音声を確認できるほか、コピーしたりメールやSNSで送信したりしやすいユーザーインターフェースになっている。メッセージングアプリのWhatsAppとも連携しているので、チャットで使うのが一番実用的だろう。

 日本語の音声認識もかなり精度が高く、友達に話しかけるようにカジュアルに話しても、聞き取って日本語のテキストに変換してくれる。音声から音声への翻訳の場合は、32か国語に対応している。テキストからテキストへの翻訳は72か国語、テキストから音声への翻訳は40か国語に対応している。

  • テキスト翻訳と音声翻訳は、設定画面で切り替える。これは、英語から日本語へのテキスト翻訳の結果だが、なんとなく雰囲気は分かる、程度の翻訳結果だ

  • 音声翻訳中の画面。中国語の翻訳結果の精度は筆書には判断できないが、悪くはなさそうに見える

Evernoteとの連携とATOK Padとの連携がある「エキサイト翻訳」

 エキサイト翻訳は、ウェブ版を利用したことがある人も多いだろう。そのエキサイト翻訳のアプリ版は、Google翻訳のように1つのアプリで多数の言語に対応しているのではなく、対応言語ごとにアプリが分かれている。実際のところ、日本語と別の1言語だけあればいいという人も多いだろうが、複数の言語で使いたい場合、いくつもアプリをインストールして使い分けるのは少々面倒だ。ただ、他のアプリにはない便利な機能に、Evernoteとの連携とATOK Padとの連携がある。

 普段、テキストの入力にはATOK Padを利用している人なら、エキサイト翻訳での翻訳結果を簡単にATOK Padにコピーできる便利な機能は、かなり重宝するはずだ。また、たとえば語学学習をしている人にとっては、Evernoteとの連携は便利かもしれない。ただし、日本語の原文か翻訳結果のいずれかしかEvernoteに保存されないので、対訳データベースのように使うことは難しい。肝心の翻訳精度だが、筆者が判断できる英語に限って言えばGoogle翻訳の方が元の意味をより反映した翻訳結果を表示してくれる。

  • ATOKボタンをタップすると、表示している言語のテキストがATOK Padにコピーされる(要ATOK Pad)

  • SNSやメールだけでなく、Evernoteにもテキストを送信できる

電子辞書のような使い方ができる「Weblio英語翻訳」

 最後に紹介するWeblio英語翻訳は、電子辞書のような使い方ができる翻訳アプリだ。英語にしか対応していないのが残念だが、英作文をする必要がある人には、特にお勧めだ。Weblioは、オンライン英和・和英辞書検索サイトで複数の辞書を串刺し検索した結果を表示してくれるので、利用している人も多いだろう。

 本アプリは、入力したテキストの機械翻訳の結果だけではなく、場面ごとの英語表現も合わせて表示し、状況説明を読み自分が使いたい状況に応じて最適な文章を見つけることができるのが特徴だ。そして、英語の音声の方は、ネイティブの発音を聞くことができる(日本語の発音は機械音声)。検索結果は、対訳でフォルダに保存しておくことができ、いつでも参照することが可能だ。

  • Weblioの場合は、日本的な表現を入力しても、わけのわからない機械翻訳結果が表示されて終わりではなく、それに近い表現を探すことができる

  • 例文の横のスピーカーアイコンをタップすれば、ネイティブの音声を聞くことができる

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