CloudMagicは、5つまでのメールアカウントを一元管理できるメールアプリだ。複数のアカウントの受信箱に届いたメールを1つの受信箱に表示するため、アカウントごとに受信箱の表示を切り替える必要はない。画面をタップしたときの反応も速いが、内蔵ブラウザによるリンク先の表示、メールのアーカイブや削除といった操作が非常にスムーズだ。また、CloudMagicカードという機能により、EvernoteやPocketといったメジャーなウェブサービスと連携させてメールの内容を保存したり、タスクに変えたりしやすくなっている。
CloudMagicには、Gmail、iCloud、IMAP、Exchange、Google Appsといった主要なメールアカウントを登録できる。もちろん、アカウント別に受信箱を見られるが、「All Inboxes(全受信箱)」というメニューを選択すると、すべての受信箱に届いたメールを1箇所で確認できる。複数のメールアカウントを使い分けている人には非常に便利な機能だろう。プッシュ通知機能も備わっており、しばらく利用してみたところ、メールを受信すると同時に通知があり、Gmail公式アプリよりも早く通知が表示されることがあるほどだ。
受信箱で、メールのタイトルを左にスワイプすると、読まずにアーカイブしたり削除したりすることも簡単だ。スターアイコンをタップすると、スターを付けることができるが、スターを長押しするとリマインダーの設定アイコンが表示され、任意の日時にリマインダーを設定できる。受信箱の上部には検索ボックスがあるが、検索スピードが本当に速くて驚かされるのだ。インクリメンタルサーチに対応しているので、文字を入力するごとに、メールアドレスの候補が表示されるのだが、この表示が速い。また、テキストの検索結果もすぐに表示される。
メール本文の表示画面では、画面の上部にカードが重なったようなアイコンが表示される。これは、CloudMagicカード機能を示すアイコンで、これをタップすると、連携させているサービスがカード状で表示されるのだ。カードは、「マイクロアプリ」と呼ばれており、メールを基点にして発生するアクションを、メールアプリ内で完結できるようにしてくれる、大変優れた機能だ。メールに記載されているリンク先をPocketに登録したり、メールを丸ごとEvernoteに登録したり、Trello(タスク管理サービス)にタスクとして登録したりすることが簡単にできる。これにより、メールを読んだ直後に、次のアクションにつなげることができ、効率化が図れる。
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