ニフティは、スーパーマーケットやドラッグストアなど小売事業者向けO2OアプリのASPサービス「リテモバ」を提供開始した。導入の初期費用は100万円。月額利用料金は20万円からで、1年間の最低契約期間が設定されている。
リテモバは、小売事業者が短期間で安価に自社のスマートフォン向けO2Oアプリを開発できるようにするASPサービス。チラシ画像やテキストでの特売情報の掲載、特売情報と連動したレシピ情報の掲載のほか、位置情報と連動した電子スクラッチ機能などを盛り込んだ自社専用のアプリを展開できるという。
用意されているテンプレートを用いて自社のロゴやブランドカラーを配したデザインのアプリを開発できるため、スクラッチで開発する場合と比べて短期間、低コストに公開できるとのこと。開発できるアプリは、iOS、Androidの両方に対応。また、同社の主婦向けサービス「シュフモ」を活用したアプリ利用者の獲得支援も受けられるという。
運用にあたっては、PCやスマートフォン、タブレットに対応した専用の管理画面を提供。コンテンツの更新やプッシュ通知の配信といった操作や、アプリのダウンロード数、アプリの閲覧数、各店舗のお気に入り登録数などの統計情報が閲覧できるという。
同社では今後、ネットスーパーとの連携機能やポイント連携機能などを追加して利便性の充実を図り、2014年度末までに10社、1000店舗への導入を目指す。なお、すでに小田急商事が26店舗展開しているスーパーマーケット「Odakyu OX」の「Odakyu OX チラシアプリ」に採用されているという。
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