ソーシャルネットワークのFacebookは米国時間7月29日、「Gifts」サービスを廃止する予定であることを認めた。同社は2013年にも実際の商品の販売を停止してギフトカードのみを扱う決断をしており、「Gifts」サービスを縮小し始めていた。
同社の広報担当は米CNETに対し、「Giftsで学んだことのすべてを、企業や開発者によるウェブ、モバイル、およびFacebook上での売上促進を支援する、新しい方法の開拓に注ぐつもりだ」と述べた。
Giftsは2012年9月、同ソーシャルネットワークを介して友人への贈り物を購入する手段として提供開始された。贈り物としては、カップケーキ、ぬいぐるみ、生花、さらには「Bacon of the Month Club」の会員権など、100を超える小売パートナーが提供する商品が用意されていた。
しかし、開設から1年も経たないうちに、Facebookは実際の商品の販売を停止すると発表。代わって、ウェブおよびモバイル上のこのマーケットプレイスで、Starbucks、Target、Appleの「iTunes Store」などのデジタルギフトカードを提供し始めた。
もっとも、Facebookは商品販売を完全に断念したわけではない。同社は7月に入り、ユーザーがフィードに表示される広告を通して商品を購入できる「Buy」ボタンをテスト中であることを発表した。ユーザーを販売者のウェブサイトに誘導するのではなく、Facebookが同ソーシャルネットワーク内で直接、購入手続きを代行することになる。
FacebookのGiftsサービスの提供は、8月12日に正式に中止される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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