logo
私の職場は東南アジア

営業スタイルは国に合わせて変幻自在--フリークアウト シンガポール・谷村景子さん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 この連載では、シンガポール在住の筆者が、日本から東南アジアに拠点を移し、テクノロジ企業で働く女性を紹介していきます。赴任、転職、起業などさまざまなきっかけで新たなキャリアの一歩を踏み出した彼女たちに、仕事の奮闘や自身の将来、海外で暮らすことなどについて聞きます。

 今回はフリークアウトのシンガポール現地法人「FreakOut Asia Pacific」の谷村景子さん。26歳の若さでシンガポール法人の立ち上げを任され、会社設立から営業、採用、法務にいたるまで何でもこなしてきたそうです。7月からはインドネシア法人を立ち上げるべくジャカルタに赴任しています。

 FreakOut Asia Pacificはフリークアウトが展開する東南アジアにおける事業の統括拠点。同社が日本でも提供している、オンライン広告をリアルタイムで配信するプラットフォームであるDSP「FreakOut」を使ったプロモーションの提案を、東南アジア各国の広告代理店や広告主に対して行っています。


FreakOut Asia Pacific Senior AdOps Specialistの谷村景子さん

シンガポール拠点の立ち上げでは「何でも屋」に

――まず、東南アジアで働くことになった経緯を教えて下さい。

 フリークアウトに入社したのは2013年7月です。10月にシンガポールオフィスが設立され、カントリーマネジャのブーマンが研修で東京に滞在していた時に、「やる気があるなら来てほしい」とオファーされたことがきっかけでした。海外で暮らした経験や、会社や自分の成長に対する意欲の高さを買ってくれたようです。私も企業の海外進出の仕事に携わりたいと思っていたので即決しました。

――海外進出の仕事に携わりたいと思ったのはなぜでしょう。

 大学生の頃、旅行でエジプトを訪れたのですが、これが私にとって初めて発展途上国を目の当たりにする体験となりました。インフラなどが綺麗に整備された日本とはまったくかけ離れた光景を見て、「こんな世界があるのか」とショックを受け、もっと自分の知らない世界を見てみたいと思うようになりました。

 その後、米国に1年間留学したのですが、「International Political Economy」という授業の教科書に、メーカーを始めとする日本企業の活躍がたくさん紹介されていました。それを見て、世界における日本の存在感の大きさを知ると同時に、これからさらに発展途上国の人たちの暮らしを豊かにしていくことに貢献しなくてはいけないと思ったのです。

――それで海外で働きたいと思ったのですね。谷村さんの仕事内容や、1日のスケジュールを教えてください。

 私の役割は、シンガポール法人の立ち上げと現地の広告代理店向けの営業、周辺国の市場調査です。中でも主な役割である営業の仕事内容は、代理店への広告商品に関するニーズのヒアリング、キャンペーン企画の提案・実施・運用、レポーティング、パートナー企業の調査、顧客開拓のためのネットワーキングイベントへの参加などです。

 1日の予定は、9時頃に出社してまずはメールチェック。その後、営業関連であれば、電話やメール、LinkedInなどでアポを取り、提案書などの書類を作成します。バックオフィス関連であれば、採用面接や弁護士に相談して法務に関する対応もする「何でも屋」です(笑)。夜7~8時には退社して、週に数回はネットワーキングイベントに参加しています。


ランチをネットワーキングの場として活用することも。オフィスの近くにある屋台街「ラオ・パサ」にて

――毎日多くの人と接する仕事ですね。社交的な谷村さんにとっては天職のようです。

 そうかもしれないですね。ネットワーキングイベントでも、人の輪にパッと入っていける方です。日本よりもこちらの方が人の紹介で次々と新しい人に知り合えます。シンガポールはいろいろな国から人が集まっているので、仕事やプライベートに関するそれぞれの価値観を聞くのはとても楽しいです。

 また、会社を設立しやすいことから起業家も集まっていますので、同じスタートアップとして彼らからパッションをひしひしと感じられるのは刺激的です。ブーマンも「営業は社内に閉じこもっていてはダメ。とにかく外に出ていろいろな人に会ってなんぼ」と口を酸っぱくして言っています。

-PR-企画特集