ソーシャルネットワークTwitterの株価は、脚光を浴びた2013年秋の株式公開以来、下落に転じていた。米国時間7月29日取引終了後の同社の第2四半期決算報告(6月30日締め)には、多数の人々が注目した。
サンフランシスコに本社を置く同社は、1億4500万ドル(1株あたり24セント)の純損失を計上した。
しかし、売上高は3億1200万ドルと前年比で124%増加し、非GAAP利益は1株あたり2セントだった。
ウォール街の予測は、売上高2億8307万ドル、1株あたり損失1セントだった。
Twitterの株主らはこの業績に勇気づけられたにちがいない。同社株価は本稿執筆時点の時間外取引で最大20%も上昇した。
Twitterの最高経営責任者(CEO)を務めるDick Costolo氏は、ライブのテレビ放送と世界的なイベントに関する同社の継続的な戦略を強調し、予測を上回った今回の業績について声明で次のように述べた。
われわれは今後も、ユーザー拡大とエンゲージメント率の増加に注力する。ワールドカップに関連して築き上げたような新しい製品エクスペリエンスを構築することで、Twitterの魅力をさらに広範囲にわたるユーザー層へと拡大できると考えている。
同四半期末時点で、Twitterの月間アクティブユーザー数は約2億7100万人で、前年同期から24%近く増加した。
モバイルでは増加率がさらに大きく、同四半期の月間モバイルアクティブユーザー数(モバイルMAU)は前年同期比29%増の2億1100万人に達した。モバイルMAUは現在、総月間アクティブユーザー数の約78%を占める。
そのユーザー層を反映して、モバイル広告売上高は総広告売上高の81%を占めた。
Twitterの株主らにとって最も重要な指標かもしれない1000タイムラインビューあたりの広告売上高は、前年同期比100%増の1.60ドルに達した。
今後について、ウォール街はTwitterの第3四半期売上高を3億2393万ドル、損失は解消されて1株あたり0セントになると予測している。
Twitterはそれを上回る売上高ガイダンスを提示し、3億3000万~3億4000万ドルの間とした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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