Amazon.comは米国時間7月28日、「3D Printing Store」の開設を発表し、3Dプリント分野に大規模な参入を果たした。3D Printing Storeは、新興技術である3Dプリントで作られた製品を求めるユーザーに一元化されたオンラインストアを提供する。
同ストアが提供するのは宝石類や小物、バブルヘッドといった非常に基本的な製品だが、ユーザーが製品プレビューウィジェットでアイテムの詳細をパーソナライズできることが売りだ。
3Dプリント製品を製造するため、AmazonはSculpteoや3DLT、Mixee Labsといった企業と提携している。価格は40ドル弱から100ドルまでさまざまだ。
Amazon Marketplace Salesのディレクターを務めるPetra Schindler-Carter氏は前もって準備した声明の中で、「3D Printing Storeの発表は、オンライン小売業界における変化の始まりを示唆している。つまり、製造がより俊敏になり、没入的な顧客体験の提供が可能になる。販売業者はデザイナーや製造業者と連携して、よりダイナミックなインベントリを提供することができる。それは、顧客がパーソナライズして本当に自分自身のものにできるインベントリだ。3D Printing Storeの開設によって、われわれは、販売業者とデザイナー、製造業者が膨大な数の顧客にリーチするのを支援できるようになった。さらに、多くの製品カテゴリの無限とも言える数の製品を素晴らしい価格でパーソナライズできる、楽しくて創造的な顧客体験を提供することも可能になった」と述べた。
パーソナライズ可能なバブルヘッドに対する需要はそれほど大きくないかもしれないが、3D Printing Storeは、ユーザーが3Dプリント技術に慣れ親しむことができるようにするAmazonの重要な取り組みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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