SwiftKey Noteは、英語の入力を劇的にスピードアップしてくれるキーボードが特徴のノートアプリだ。日本語を入力する際は、キーボードの「予測変換」は当たり前の物になっているが、英語の場合、通常のキーボードでは、次に何を入力するかを提案してくれる機能はない。この予測変換を英語キーボードに持ち込んだのがSwiftKey Noteだ。
SwiftKey Noteは、iOSの制約からAndroid版のSwiftKey Keyboardように、OSのキーボードそのものを置き換えるものではないが、英語で長文を打つ必要がある場合には、かなりのスピードアップが図れる。Evernoteと連携させて使用できるので、ノートブックやタグを利用することができ、ノートアプリとしても使い勝手がよい。
SwiftKey Noteを起動したら、最初に、設定画面でEvernoteのアカウントにログインしておこう。「Sync new notes to Evernote」にチェックを入れておくと、新しいノートを作成した場合に、ノートが自動的にEvernoteと同期される。デフォルトでは、「SwiftKey Notes」という名前のノートブックがEvernote内に作成されて、このノートブックにノートが保存される。ただし、ノートの保存先ノートブックは、簡単に変更できる。
SwiftKey Noteには、「NOTES」「NOTEBOOKS」「TAGS」の3つの画面があり、それぞれ、ノート、ノートブック、タグの一覧を見ることができるほか、ノートブックとタグは検索することも可能だ。
新規ノートは、「NOTES」画面で行う(起動直後に表示される)。タイトル欄があるが、空欄のままにしてノートを保存すると、日時が自動的にタイトルとして追加される。急いでいるときには便利だ。英語キーボードで単語を入力していくと、キーボードの上部に、推測される単語が表示される。その中に使いたい単語が表示されていればタップすると単語全体がすぐに入力され、1文字分のスペースが空いた状態になる。さらに、次に続くと推測される単語が表示されているので、その中に候補があれば、またタップを繰り返していく。うまくいくと、自分ではほとんど入力しないまま、文章が完成することもある。特に、長い単語や冠詞などの入力が格段に楽になるのが分かる。
日本語キーボードも使えないことはないが、予測変換の候補が2段になって表示され、しかも、SwiftKey Noteの予測変換は、日本語には対応していないため、見にくいことこの上ない。英語とその他の対応言語の入力のみに利用するのがよさそうだ。対応言語は、英語(米国・英国)、ドイツ語、フランス語(カナダ・フランス)、イタリア語、スペイン語(米国・スペイン)。その他、SXSW 2014というイベントに対応した辞書も提供されている。これは、今後も対応辞書が増える可能性があるということだろう。
英語や対応言語を使い慣れている人はもちろんのこと、予測される語句をある程度知ることができるので、たとえば、英作文の練習に利用するのもいいだろう。
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