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安眠支援システムの「Sense」--睡眠状況と寝室の環境を監視

河部恭紀 (編集部)2014年07月28日 13時16分

 「Sense」は、ユーザーの睡眠行動を追跡し、寝室の環境を監視するとともに、目覚めやすいタイミングで起こしてくれる目覚まし時計としての機能を備えたシステムだ。

 Senseシステムは、Sense本体、Sleep Pill、モバイルアプリで構成される。Sense本体は寝室の状態を監視しするので、ユーザーはアプリを使って眠りを妨げる要素を外的な条件と関連付けできる。また、スピーカーを搭載しており、より良い眠りためにホワイトノイズなどを発することが可能だ。


Sense本体(左奥)、Sleep Pill、モバイルアプリ
提供:Hello

 Sleep Pillは、枕に取り付けることでユーザーの眠りを追跡する。体への装着やボタンを押して起動させることなどは不要だ。ユーザーが眠りに落ちたことや目を覚ましたことなどを検知する。6軸加速度センサとジャイロスコープを搭載することでユーザーの小さな動きも捕捉できる。防水性があるので誤って洗濯しても安心だ。

 Senseは、センサデータと監視対象の要素をすべて考慮することで、100を最高点とする「Sleep Score」と呼ばれるスコアを算出する。ユーザーはこのスコアによって、寝室の環境やどの程度よく眠れたかを知ることができる。

 また、Senseは、睡眠サイクルの適切な部分でユーザーを起こすSmart Alarmを備えている。ユーザーが自然と目覚める状態にあることをSleep Pillが検知すると、その時間近くで目覚ましを設定している場合、Smart Alarmが鳴るようになっている。

 Senseは周辺光センサ、温度センサ、湿度センサ、パーティクルセンサなどを搭載することで周囲の状態を把握することができる。

 Senseは、Kickstarterで8月22日を締め切りとして資金を集めている。10万ドルの目標額に対して、67万ドル以上を既に獲得している。

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