NYT NOWは、The New York Timesおよびその他のメディアで話題になっているニュースを一度にチェックできるニュースアプリだ。NYT NOWが取り上げるニュースは、人が選出しているのが特徴だ。The New York Timesの購読者ならもちろん、The New York Timesの記事を読めるが、購読者ではなくても、月に10件までの記事が読めるほか、その他のメディアのニュースも無料で読める。無料の会員登録を行うと、The New York Timesの記事をあとで読むためのブックマーク機能が使える。このブックマーク機能は、複数のデバイス間で同期される。
NYT NOWは、「News」と「Our Picks」の2つのカテゴリに分かれている。Newsには、The New York Timesの記事のヘッドラインが表示されており、Our Picksには、編集員が選んだお勧め記事の一覧が表示されている。Our Picksの記事は、他社の無料で読める記事のため、記事のヘッドラインをタップすれば全文が読める。Our Picksでは、ブックマーク機能は利用できない。ただし、TwitterやFacebookなどへの投稿機能は、NewsカテゴリとOur Picksカテゴリの両方で利用可能だ。ブックマークした記事は「Saved」画面で確認できる。
「Saved」画面の左下にある歯車アイコンをタップすると、「Settings」画面が表示される。The New York Timesの購読アカウントを持っている場合は、ここでログインする。また、購読アカウントを持っていなくても、新たに無料で会員登録できる。1か月間で10記事までは無料で読めるので、ブックマーク機能を利用するためにも登録しておくと便利だ。
NYT NOWは、有料購読者でないと活用しきれないのは確かだが、Our Picksカテゴリにピックアップされる記事をチェックするだけでも、十分に面白い。通常、自分で特定のメディアの記事を読む時は、自らがピックアップしたメディアの記事を自分から読みに行くという形式になる。しかしながらNYT NOWを使うと、NYT NOWの編集者が独自の視点でピックアップした記事が見られるので、いつもなら自分がチェックしないようなニュースを思いがけずチェックすることになり、新たな視点をもたらしてくれるのだ。
このことは、ビジネスに海外のニュースを活用する際には非常に重要だ。偏った視点からしかニュースをチェックしていなければ、思わぬところで損をするかもしれない。多方面からニュースをチェックしていれば、新たなビジネスのヒントを得られたり、クライアントとの話のネタになったりする可能性がある。とりあえずインストールしておき、気軽に眺めてみるのもいいだろう。
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