日本通信は7月18日、NTTドコモに対して音声通信網の相互接続を正式に申し入れたと発表した。
携帯電話会社とMVNO会社の契約形態には、電気通信事業法によって携帯電話会社に義務が課せられる「卸契約」と、通信事業者間の任意の合意によって成立する「相互接続契約」がある。日本通信によるとデータ通信は相互接続契約、音声通話は卸契約という状態が続いているという。日本通信はドコモに対して音声通話の相互接続契約を打診してきたが、受け入れられていないとのこと。「音声通話サービスの革新は、大変多くのお客様が待ち望んでいるものであり、当社としてこれを確実に実現できる方法として、音声網との相互接続を正式に申し入れた」としている。
なお、今回の申し入れには、従来型の回線交換方式による音声通話だけでなく、VoLTE接続を含んでいるという。日本通信は、申入れが受け入れられた際のメリットとして、「(ドコモの)音声通話網のキャパシティを借りられるため、革新的な通話サービスを企画・開発して提供できる」としている。
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