「伝統工芸」支えるクラウドファンディング--年間区切りの契約で職人を支援

井指啓吾 (編集部)2014年07月18日 11時53分

 ガイアックスは、工芸や民芸などの職人を継続的に支援する定額ランニング型クラウドファンディングサービス「伝統サポーターズ」のベータ版を開始した。2014年度の目標としてサポーター数1万人、職人や作り手の登録数300人を掲げている。

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 クラウドファンディングは、不特定多数の人がインターネットを経由し、企業や個人に対して資金提供ができる仕組み。伝統サポーターズでは、年間区切りの契約(ランニング)で応援したい職人や作り手のプロジェクトを探し、月々のサポート資金を確認した上でサポーターとして登録できる。

 サポーターが募集定員に達するとプロジェクトが成立する。サポーターは資金を提供する代わりに、職人や作り手側から製品のほか、工房体験を通して伝統技法を習得できる機会などが提供される。

 なお現段階で伝統サポーターズに登録できるプロジェクトは、「特定の地域で、特定の技術・技法を長きに渡って手仕事により継承し、制作されているもの」であり、経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」や都道府県が指定する「伝統工芸品」に該当しないものでもよい。

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