このところ、衛星画像を手がけるSkybox Imagingを買収したり、Androidをベースにした「モノのインターネット(Internet of Things:IoT)」のロードマップで注目を集めたりしているGoogleが米国時間7月17日、第2四半期決算(6月30日締め)を発表した。
Googleによると純利益は34億2000万ドルで、1株あたりの利益は4.99ドルだった(プレスリリース)。
トラフィック獲得コスト(TAC)を含む売上高は159億6000万ドル、非GAAPベースの1株あたりの利益は6.08ドルだった。
TACの総額は32億9000万ドル、TACを除外した売上高は126億7000万ドルだった。
ウォール街は、TACを除外した売上高を123億2000万ドル、1株あたりの利益を約6.25ドルと予想していた。
第2四半期決算は、傘下のMotorola Mobilityのさまざまな資産を約29億ドルで聯想集団(レノボ)に売却するなど、2014年前半に報じられた出来事を大きく反映したものとなっている。
また、Googleは従業員数の最新情報を公開する一方で、上級幹部の1人が退社することを発表した。
最高事業責任者(CBO)Nikesh Arora氏が10年近く勤めたGoogleを離れ、ソフトバンクのバイスチェアマンとSoftBank Internet and Media(SIMI)の最高経営責任者(CEO)に就任するという。
GoogleのCBOは、同社CEOおよび共同創設者のシニアアドバイザーであるOmid Kordestani氏(Googleでの肩書きは「ビジネスファウンダー」)が暫定的に務める。
また、6月30日の時点で世界ベースのフルタイム従業員は5万2069人(前年の同時期は4万9829人)だった。内訳はGoogleが4万8584人、Motorola Mobileが3485人となっている。
今回も最高財務責任者(CFO)のPatrick Pichette氏が(今回はCEOのLarry Page氏の代わりに)事前に用意した言葉で第2四半期を簡単に振り返った。
売上高が前年同期比22%増の160億ドルとなり、Googleにとって素晴らしい四半期だった。われわれは製品の大きな勢いとともに前進しており、長期的視野に立って素晴らしいユーザー体験を提供し続けていることをうれしく思っている。
アナリストはGoogleの第3四半期について、売上高を163億7000万ドル、1株あたりの利益を6.63ドルと予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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