Googleのコンタクトレンズ技術が、糖尿病患者の体調管理を支援する段階に一歩近づいた。
米国時間7月15日に発表された提携で、スイスの製薬会社Novartisのアイケア部門であるAlconが、Googleの研究部門であるGoogle Xから、スマートレンズ技術のライセンス供与を受けることになった。この合意の下、NovartisとGoogleは、特定の疾患に対処するための実際のスマートレンズ開発に向けて協力する。
この技術の大きな目的は、糖尿病患者を支援することだ。現在、糖尿病患者は血糖値を測るために、日に何度も自分の皮膚に針を刺さなければならない。この作業は、時間がかかる上に苦痛をともなう可能性がある。しかし、血糖値を常にモニタリングしておかなければ、糖尿病患者は目や腎臓、さらに心臓に悪影響が及ぶという危険にさらされることになる。
より影響の小さい解決法として、Googleのスマートレンズ技術は目の中の涙液を継続的に測り、血糖値をトラッキングする。こうした計測結果は、モバイル機器を通じてワイヤレスでユーザーに送られることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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