Morgan StanleyのアナリストであるKaty Huberty氏が示したデータによると、長くうわさされてきたAppleの「iWatch」は発売後の最初の1年間に、実際にかなりの成功を収める可能性があるという。
Huberty氏が米国時間7月14日、投資家への調査報告書で述べたところによると、AppleはiWatchの価格を300ドルに設定し、発売後の最初の1年間に3000万~6000万台を販売する見通しだという。Fortuneが入手したこの報告書で、同氏はiWatchが失敗する可能性があることも認めている。しかし、その可能性は低いと同氏は考える。同氏はiWatchの販売台数について、「基本的なケース」では3000万台、理想的なケースのシナリオでは6000万台と推測している。
Appleがほかのウェアラブルデバイスに対抗するためにiWatchを開発しているとのうわさは、1年以上前から流布している。もちろん、Appleはそれが事実であると認めてはいないが、ほぼすべての報道とうわさは、同デバイスが2014年中に発売されることを示唆している。
ウェアラブルに関する話のほか、Huberty氏はブランドロイヤリティにも触れ、成熟市場ではAppleの「iPhone」を所有する人のうち90%がこれを使い続けると報告している。これは2011年12月の73%からの増加となる。
ブランドロイヤリティでAppleに匹敵する企業はない。Huberty氏によると、スマートフォンに関するサムスンの顧客維持率は77%、Nokiaは58%、LGは41%だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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