ランサーズは7月2日、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」において、「LINEスタンプ」の制作依頼が急増していることを明らかにした。4月時点では約30件だったが、LINEが5月に自作スタンプの販売を開始してから依頼が増加。6月の依頼件数は4月の3倍以上の140件に及んだという。同社では「イラストを描いたり、ソフトを使うスキルがない人でも、自分のアイデアをLINEスタンプにして売れる」とアピールしている。
LINEは5月8日に「LINE Creators Market」において、ユーザーが制作したLINEスタンプの販売を開始した。価格は1セット40種類で100円となり、売上の50%がクリエーターに分配される仕組みだ。同社によれば、6月27日時点での登録クリエーター数は10万人、登録スタンプ数は1万4000セットを超えているという。
5月8日~6月7日の約1カ月間に販売されたスタンプの総数は1200セット、購入されたスタンプの総数は170万セットで、これらのスタンプがユーザー間で送信された回数は8100万回以上にのぼるという。当初はウェブサイト「LINEウェブストア」でしか購入できなかったが、6月23日より全世界のLINEアプリ内のスタンプショップからも購入できるようになった。
6月11日時点のプラットフォーム全体の販売総額は1億5000万円超。販売金額上位のスタンプ平均販売額は、売上10位までの平均が470万円、30位までが260万円、100位までが120万円、200位までが70万円。スタンプ1セットあたりの販売額比率は、販売中のスタンプ総数のうち61.7%が1万円以上となっている。
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