Lomographyが開発したインスタントカメラ「Lomo'Instant」の資金集めがKickstarterで終了した。10万ドルの目標額に対して111万8333ドルを獲得した。
Lomo'Instantは、最短焦点距離0.4mの広角レンズを搭載しているのに加えて、取り付け可能な魚眼レンズとポートレートレンズが用意されている。同カメラは、1枚に複数の写真を重ねる無限多重露光、光が弱い場所や夜間に便利な長時間露光、そして、青、赤、紫、黄色のフィルタを適用した撮影が可能だ。Lomo'Instantは、富士フイルムの「instax mini」を使用する。カラーバリエーションとして、ホワイトエディション、ブラックエディション、サンレモエディション、スペシャルKickstarterエディションがある。
Lomographyは、「インスタント写真には、即時性という人間としての欲求に加えて、アナログ写真に対するLomographyの愛情が絶妙に掛け合わされている」と述べ、Lomo'Instantの開発に関して「このKickstarterプロジェクトとして、究極のインスタントカメラを設計するつもりだ。われわれがインスタントアナログ写真に対して持つ情熱と技術上の経験を組み合わせたカメラ。ベテランのインスタント写真愛好家からLomo'Instantを初めて所有する人たちまで、誰にとっても利用しやすいカメラ。さらに大事なのは、素晴らしい機能、そして、新しいことを試すための終わりないチャンスが詰まった楽しいカメラを作りたかった」と説明している。
Lomographyによると、現時点においてLomo'Instantが市販された場合の価格は120~150ドル(取り付け可能なレンズを含まず)を、販売開始時期は2014年11月(確約はできないとLomographyは補足している)を予定しているという。
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