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モンスト好調のミクシィ、再成長への次の一手--森田新社長に聞く - (page 2)

井指啓吾 (編集部)2014年07月01日 08時10分
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 mixiのユーザー数がさまざまな外的要因によって減少傾向にあった時期もありましたが、今は多少持ち直しています。

 現在はmixiコミュニティに代表される、共通の趣味などで知らない人ともつながれる機能を最大限伸ばそうと考えています。mixiのユーザー同士であれば顔見知りでなくてもコミュニケーションをとれたりとか、その後オフ会で出会ってリアルでの友人になれたりとか、そういう側面のあるサービスです。

 今回のW杯の企画などを通して、コミュニティに写真が載ったり「イイネ!」が付いたりするだけでコミュニケーションの熱量がものすごく上がり、そこのユーザーは今も昔も変わらず熱量の高いコミュニケーションをしていることがわかりました。そのようなユーザーを増やすために、オープン化(mixiにログインしなくてもmixiコミュニティやmixiニュースを閲覧できる)させたりなどの施策を行っています。

--「人事」に対して強い思い入れがあるとお聞きしました。

 昨年11月くらいにmixi事業本部の事業責任者に就任し、モンストなどを見ながらmixiも見ていました。その際、垂直立ち上げで運営しているモンストの人員補充をするには、mixi事業から人の配置転換をするのが一番でした。そういった中で、スタッフとコミュニケーションをとり、スタッフの意向も尊重しながら異動を行っていたのですが、自分の能力を活かしきれていない人が多いと思ったんですよね。

  • 森田氏はサイバーエージェントとミクシィの合弁会社グレンジの取締役副社長として経営を担っていたこともある

 ミクシィはスマホのネイティブアプリを作ったことがなくて、ヒットしたタイトルで言えばモンストが第一号になる。やってみなければわからない部分もあったが、いま違和感なく事業を成長させられているのは、mixi事業から異動してきた人がmixiでは発揮できていなかった実力をフルに発揮できていること、そしてその体制があるからだと思っています。こういうのを会社全体のルールとして明確にするために、人事をやろうと考えました。

 またもう一つ、私自身の役割がこれまでに頻繁に変わっていることも関係しています。私は割と飽きっぽい性格なので、なにか面白そうことがあると「やります!」と名乗り出ていたのですが、必ずしもスタッフ全員がそうではない。特に若いスタッフは、上司の目などもあり、新しいことをやりたいと思っても、あまり自分から手を挙げられないことが多い。そういう障壁をできるだけ取り除いて、やりたいことにチャレンジできる仕組みを作りたいと思っています。合宿もその取り組みの一つです。

 ウェブ業界は次に何が当たるかわからないじゃないですか。だから一つの分野で専門的な人が集まったとしても、その主流が変わってしまったらダメになってしまう。それよりは新しいことにチャレンジするとか、新しい環境でもすぐに自分の実力を発揮できるような人材をどれだけ育てられるかが大事だと思っています。そういう意味で、今から、そういう人材を育てながら新規事業にどんどんチャレンジしていきたいです。

--新規事業を考える上で、いま盛り上がっているウェアラブルデバイスやロボットなどのハードウェア系に取り組む可能性もあるのでしょうか。

 その可能性はゼロではありません。ロボットは正直アリだと思っていて、(森田氏が過去に個人的に)人型のロボットではなく、ライフログに使えるようなイメージで、自分の周りを飛んで自動で写真を撮ってくれるハエ型ロボットのようなものを考えたことがありましたが、「絶対に電池が持たないな」と思ってやめました(笑)。

 まずは、そのようなさまざまな事業に挑戦できる土壌作りを進めます。

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