飲食店向けの予約台帳アプリ「トレタ」を運営するトレタは6月27日、米WiLが運営するファンドから2億円の資金を調達したことを発表した。今後は採用を強化して開発力や営業力を高め、飲食業界を支えるインフラとしてのサービスを目指すとしている。
トレタは、レストランや居酒屋などあらゆる飲食店の予約を、簡単に管理できるサービス。料理写真を美味しそうに加工できるカメラアプリ「ミイル」を手がけた中村仁氏が、2013年12月に立ち上げた。利用料金は1店舗あたり税別で月額9000円。導入店舗数は1000店舗を超えているという。
予約にまつわる機能も拡充しており、予約受付時に顧客情報を自動的に蓄積していく「顧客台帳機能」や、クラウド上の予約データベースに直結して24時間365日予約受付を可能にする「ウェブ予約機能」なども利用できる。
中村氏は今回の増資について、「WiLには、早くからトレタのサービスの価値を認めていただき、今後の事業展開や戦略についても、私たちと価値観を同じくして経営に力を貸していただけることを確信した。今後はトレタを育てていくパートナーとして WiLの力を最大限にお借りしつつ、外食文化を支えるサービスを作り上げていきたい」とコメントしている。
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