NTTぷららとアイキャストが運営する映像配信サービス「ひかりTV」は6月26日、商用の光回線を通じた4K映像のIP放送による配信トライアルを実施すると発表した。6月27日から開始する。
ひかりTV独自の編成チャンネル「ひかりTV 4K(仮)」と一般社団法人 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が試験放送を実施している「Channel 4K」の放送を実施し、ひかりTV 4K(仮)では、NHKエンタープライズ、ソニー・ミュージックレーベル、NTTぷららなどが制作した4K作品計11本(約2時間)を繰り返し放送するとのこと。番組は順次追加される。
配信コンテンツの解像度は3840×2160ピクセルで、動画圧縮形式はH.265/HEVC、音声圧縮形式はAACを採用する。
6月27日から、東京都豊島区のNTTぷららの本社エントランスで展示されるほか、6月27~29日の3日間限定で大阪府大阪市のグランフロント大阪のナレッジキャピタル「ザ・ラボ」にも展示される。また7月からはNTTグループ会社にて順次展示されていく予定だ。
ひかりTVでは、4月から4K映像のVOD配信トライアルを実施しており、こちらも引き続き視聴できるとのこと。4KによるIP放送とVOD映像が同一のセット・トップ・ボックスで選択して視聴できるのは国内初の取り組みになるとしている。
今後は10月にVOD配信の商用化を目指すほか、IP放送の提供についても検討を進めていくとのことだ。
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