Googleは1月、2014 International CESで、自動車メーカーによるコンソーシアム「Open Automotive Alliance」を発表した。このコンソーシアムは、自動車向けに「Android」を組み込む開発のために発足した。米国時間6月25日に開幕するGoogleの開発者会議「Google I/O」では、この取り組みの成果が見られそうだ。
Googleの自動車分野での取り組みはAppleのすぐ後を追随している。Appleは2013年、同社モバイルOS「iOS 7」について同様のことを発表し、続いてジュネーブオートショーでは「Apple CarPlay」をデモンストレーションした。
25日のI/Oカンファレンスでは、事前プレス向け資料に掲載されている「Google Auto Link」と呼ばれる車載Androidインターフェースが、初めて公開される可能性が高い。
Automotive Newsの記事では、情報筋の話として、Google Auto LinkがI/Oで披露されると伝えているが、Googleはコメントを提供していない。このAutomotive Newsの記事では、Google Auto LinkはApple CarPlayと同じように機能するとされている。つまり、スマートフォンはナビゲーションなどの機能を提供するコンピューティングプラットフォームとして使われ、自動車のタッチスクリーンとダッシュボード制御はインターフェースとして使われるという。
Audiは米CNETに対し、25日11:30頃にプレスカンファレンスを開き、新技術を発表すると伝えた。このカンファレンスはGoogle I/Oの基調講演の後に開催される予定で、このことはAudiがGoogle Auto Link技術に関わっていることを示唆している。AudiはかつてGoogleと協力し、Audiのコネクテッドナビゲーションシステムへの「Google Earth」と「Streetview」の統合を実現したことがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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