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アナログ感覚で名刺をデジタル管理--キングジム、「メックル」など名刺管理ツール

坂本純子 (編集部)2014年06月25日 09時00分
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 キングジムは6月24日、デジタル名刺ホルダ「メックル」とデジタル名刺ボックス「ビズレージ」を開発したと発表した。

なじみのある回転式名刺ホルダ型インターフェース「メックル」

デジタル名刺ホルダ「メックル」
デジタル名刺ホルダ「メックル」

 メックルは、紙の名刺感覚で名刺をデジタル管理できるのが特長だ。見た目は、回転式の従来型名刺ホルダをほうふつとさせながらも、3.5インチTFTカラーLCD HVGA(320×480ドット)とスキャナ機能が付いている。名刺を差し込むとデジタル化され、本体内に画像データとして保存できるしくみだ。スキャン速度は、6秒以内/枚。

取り込んだ名刺はこのように管理できる
取り込んだ名刺はこのように管理できる

 メックル本体には、最大で約5000枚(片面、両面は約2500枚)のデータを保存できる。取り込んだ名刺データは、ダイヤル操作で企業名や氏名などの五十音順、登録日順など好みの検索方法で検索できる。常時、ACアダプタに接続して使用する。カラーはネイビーブラックの1色のみ。税抜き価格は2万7000円で、7月11日発売する。

 なお、PCで編集や管理が行える専用のデジタル名刺管理ソフト「DA-1」(Windows/Mac版)が用意されており、ウェブサイトから無料でダウンロードできる。DA-1は、登録したデータをPCにバックアップできるほか、デジタル名刺ホルダ「ピットレック」やデジタル名刺ボックス、ビズレージからのデータ移行が可能になる。なお、メックルユーザーの場合、OCR機能は使用できない。

一度に15枚まで取り込める「ビズレージ」

デジタル名刺ボックス「ビズレージ」
デジタル名刺ボックス「ビズレージ」

 ビズレージは、PCと連携して使うことを前提とした、スキャナ付きのデジタル名刺ボックスだ。給紙トレイに名刺をセットしてボタンを押すと、一度に約15枚までの名刺の両面をスキャンし、接続したPCにデータを転送できる。スキャン速度は3秒以内/枚。

 本体内のメモリにデータを一時的に400枚まで保存でき、接続したPCが起動していない場合や急いでいてPCとすぐに接続できない場合でもスキャン可能。

 スキャンした名刺はビズレージ本体の「名刺保存ボックス」に収納される。名刺保存ボックスには、約800枚の名刺を収納できる。

 USB 接続、有線LAN 接続が可能で、個人で大量の名刺を整理したい人や、会社の部署ごとなど複数人で共有して使用したいケースに向いている。スキャンした名刺データは、接続しているPCへ転送され、専用のデジタル名刺管理ソフトDA-1に取り込まれる。

 取り込んだ名刺データは文字認識機能(OCR)により、会社名や氏名などが自動でテキストデータに変換される。市場想定価格は4万円前後で、発売は8月29日。

デジタルでの名刺管理はまだ1割--デジタル化の需要と課題

キングジムのデジタル名刺整理用品
キングジムのデジタル名刺整理用品

 今回、2つの名刺整理端末を出したキングジム。この背景には、2010年に発表した初代ピットレックから現在まで累計で10万台を超える大ヒットにあるという。

 「多くのお客様から支持を得て、自信を持った新製品ができた。“ビジネスで役に立つ商品”を基本とし、多くの製品を発表しているが、記者会見は年に1度あるかないかぐらい。滅多にない記者会見をやるということは、自信があると言うことの証。満を持して出す、大ヒット間違いなしの商品」(キングジム 代表取締役社長の宮本彰氏)と意気込みを見せた。

名刺のデジタル化を躊躇する理由
名刺のデジタル化を躊躇する理由

 大ヒットの一方で、アンケートをとってみると、名刺をデジタル管理している人はわずか10%。90%がまだデジタル化していない現状があるという。さらに、そのうちの3人に1人が名刺をデジタル化したいと答えており、デジタル化への需要は高い一方で問題もあるようだ。現状ではPCかスマートフォンの利用が中心となっている。クラウドサービスへの不安や社内稟議の手間、スマートフォンを利用したサービスは継続性や安全性の面での不安、PCやスマホなどの知識が要求されることなどを理由に挙げた。

 そこでアナログ感覚で名刺をデジタル管理できるようにしたのがメックルだ。「既存のツールにヒントを求め、注目したのはローロデックス」(キングジム 開発本部 商品開発部 開発二課リーダーの東山慎司氏)と半世紀以上続く人気ツールを参考にしたと明かした。

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