この新しいアプリ「Yo」は、その名前が示すように、ただ、「Yo(よお!)」というメッセージを送るだけだ。
このアプリを8時間で作ったOr Arbel氏は「人は、これを『Yo』というだけのアプリだと思っているが、実際にはそうではない」とThe New York Timesに対して述べている。「われわれは、これをコンテキストベースのメッセージングと呼びたい。ユーザーは、話のコンテキスト(文脈)によって理解することになる」
その機能は全く単純だ。送信先の一覧があり、その1つをタップする。すると相手は、「Yo」と単に書かれた通知を「Yo」と発音する音声付きで受け取る。アプリの説明によると、その意味は、話の文脈によって送付主が持たせたいと思うあらゆる意味を持つことになるという。
「おはよう」と言いたい?ならば「Yo」
「君のことを想っていたよ」と言いたい?それなら「Yo」
「会議が終わったから、オフィスに来て」でも「Yo」
「起きてる?」も「Yo」
同アプリは、Moshe Hogeg氏主導のエンジェルファンディングで100万ドルを得ている。画像共有アプリMobliの最高経営責任者(CEO)である同氏は、電話を使わずに自身のアシスタントを呼ぶため、ボタン1つのアプリを開発するようArbel氏に依頼した。Financial Timesによると、Arbel氏はそのときには時間がなかったが、そのことを翌日になってWhatsAppで簡略化された会話を友人と交わした後に思い出したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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