Amazonは米国時間6月18日、スマートフォン「Fire Phone」を発表した。4.7インチの同端末にはクアッドコアプロセッサ、13メガピクセルのカメラ、それに同社が「Dynamic Perspective」と呼ぶ独自の機能が搭載されている。
Dynamic Perspectiveは、グラフィックスに奥行きと立体感を与え、ユーザーの動きに反応する3Dのようなインターフェースの表示を可能にする。Amazonは開発に4年を費やしたこの技術を、端末の前面に配置した超広角域の専用カメラ4個でユーザーの頭部の位置を常時追跡することで実現した。
4つのカメラは端末の四隅に配置され、中央のカメラと併せて、ユーザーの目の位置を特定する。これは「ステレオビジョン」として知られているプロセスだ。低消費電力のカメラは赤外線LEDを内蔵しており、暗所でも追跡することが可能だ。いつでもこのうち2つ以上のカメラが連携することで、ウェブページの自動スクロールや片手ジェスチャーによる端末操作といった機能を実現する。ゲームを例にとると、ディスプレイを傾ければこれまでとは違う視野角が得られる。
Amazonはまた、Dynamic Perspectiveを利用してアプリを構築したいと考えている開発者向けにソフトウェア開発キットをリリースした。Fire Phone端末は7月25日からAT&Tが独占販売する予定だ。価格は契約付きで199ドルからとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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