ドワンゴとニワンゴが運営する動画コミュニケーションサービス「niconico」で、何者かによる、複数のユーザーアカウントに対する不正ログインが検出された。運営が公式ブログ「ニコニコインフォ」で伝えている。
運営によると、不正ログインの原因は、niconicoにおけるメールアドレスやパスワードなどの情報流出ではない。各ユーザーが、他サービスで利用しているメールアドレスやパスワードなどと同じものをniconicoでも使用しており、今回何者かによってその情報を流用された可能性が高いという。そのため運営は、niconicoアカウントのパスワードを他サービスと異なるものに変更するよう呼びかけている。なお、パスワードはログイン後に専用ページから再設定できる。
運営は、不正ログインにより起こる可能性のあることとして、(1)所有しているニコニコポイントの利用、(2)登録メールアドレスやパスワードの変更、(3)動画やコメントなどの投稿、(4)公開範囲を限定している登録情報の閲覧(性別、生年月日など)を挙げている。
不正ログインは、ミクシィが運営するSNS「mixi」でも5月31日に検出されたが、この場合もサービス内での情報流出は確認されなかった。このときも今回と同じく、他サービスで設定したIDやパスワードを使い回しているユーザーが狙われたと見られる。
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