ここでは、6月10日に報じられた主な海外ITニュースをまとめて紹介する。
オープンソースのコンテナプロジェクト「Docker」の生みの親である企業Dockerは米国時間6月9日、「Docker 1.0」および「Docker Enterprise Support」プログラムのリリースを発表した。Dockerは、仮想マシンの代わりにコンテナを使用して、複数のアプリケーションを同じサーバで同時に実行できるようにしている。
Appleの「Maps」アプリがまたもや問題に遭遇している可能性がある。今回の原因は、人員や管理の問題かもしれないという。TechCrunchは米国時間6月9日、匿名情報筋らの話として、Appleが「iOS 8」のリリースとともにMapsアプリにいくつかの改良を加えることを計画していると報じた。しかし、その変更が最新のOSには間に合わなかったという。少なくとも、1週間前の「Worldwide Developers Conference」(WWDC)での発表には間に合わなかった。TechCrunchの情報筋らは、社内の問題を指摘している。
Amazonが、PayPalの分野への進出を計画している。電子小売大手Amazonは米国時間6月9日、小規模企業と大規模企業の両方を対象に支払いと取引処理の間の仲介役として機能する、新しいサービスを発表する予定だとReutersが報じている。Amazonのセラーサービス担当バイスプレジデントを務めるTom Taylor氏はReutersとのインタビューで、この取り組みは「Amazonが支援してくれると人々が考えるであろうサービス範囲を拡大する」という同社計画の一環であると述べた。
PayPal社長のDavid Marcus氏が6月末に同社を去り、Facebookでモバイルメッセージングへの取り組みを統括することになった。Facebookの米国時間6月9日の発表によると、2年余り前にPayPal社長に就任したMarcus氏は、メッセージング製品担当バイスプレジデントとしてFacebookに入社する予定だという。Marcus氏はそのポジションで、「Facebookコミュニティーにより良いサービスを提供し、より多くの人々にリーチする素晴らしい新メッセージング体験の開発」に注力する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」