PayPal社長のDavid Marcus氏が6月末に同社を去り、Facebookでモバイルメッセージングへの取り組みを統括することになった。
Facebookの米国時間6月9日の発表によると、2年余り前にPayPal社長に就任したMarcus氏は、メッセージング製品担当バイスプレジデントとしてFacebookに入社する予定だという。Marcus氏はそのポジションで、「Facebookコミュニティーにより良いサービスを提供し、より多くの人々にリーチする素晴らしい新メッセージング体験の開発」に注力する。
Marcus氏はLinkedInに投稿したメッセージの中で、eBay傘下のPayPalを去る決定を下したことについて詳しく説明した。同氏によると、PayPalは「強力な」製品パイプラインやモバイル決済企業Braintreeの買収、「有能な人材が再びPayPalに流れてきている」ことなどのおかげで、良好な状態にあるという。Facebookへの入社の最終的な決め手となったのは、同社最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏のモバイルメッセージングに対する「ビジョン」だとした。
eBay広報担当のAmanda Miller氏によると、Marcus氏が6月末にPayPalを去った後は、恒久的な後任が任命されるまで、eBayのCEOであるJohn Donahoe氏が日々の業務を統括するという。
Marcus氏は2011年、自身が経営するZongがeBayによって買収されたことでPayPalの一員となった。Zongは、ゲーミングやソーシャルネットワーキングを手がける企業向けのモバイル決済プロバイダーだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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