ブラジルで行われる2014 FIFAワールドカップの開幕が近づく中、Googleは、熱狂的なサッカーファンが実際に大金を使わなくても同イベントを楽しめるようにすることを目指している。
Googleは米国時間6月5日、明確にワールドカップを想定した「Google Maps Street View」パッケージをリリースした。同機能を利用すると、アマゾニア州マナウスにあるアレーナ・ダ・アマゾニアから、リオデジャネイロにあるエスタジオ・ド・マラカナンまで、ワールドカップの試合が行われる全12スタジアムを探検することができる。
ユーザーは塗装が施されたブラジルの街路(ワールドカップの伝統)、さらにイグアス国立公園やサン・ミゲル・ダス・ミソンイスといった同国の人気観光地の多くを探検できる。
これらの地図はブラジルから遠く離れたところにいる人々に多くの新情報を提供するが、Googleはワールドカップを観戦するために実際に同国を訪れるファン向けの機能もいくつか発表した。
同社はモバイルアプリを強化して、ワールドカップの試合が行われる12都市すべての交通機関情報も追加した。大勢の人々が押し寄せて近くでタクシーを拾うことができないときに、この機能は役に立つかもしれない。さらに、同社は空港やショッピングモール、ワールドカップで使用されるスタジアムの内部など、ブラジルの100以上の施設の屋内地図も追加した。
GoogleのStreet View担当プログラムマネージャーであるDeanna Yick氏はブログ投稿の中で、「FIFAワールドカップは世界最大のスポーツトーナメントだ。快適なソファーから試合を観戦する人とスーツケースに荷物を詰めてブラジルへ旅立つ人の両方にとって、Google Mapsはワールドカップへのチケットだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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