「iOS 8」の第一印象--さらなる機能強化を果たしたアップルのモバイルOS - (page 3)

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル 編集部2014年06月05日 07時30分
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PhotosとSiri

 写真はAppleにとって常に重要なものだ。iOS 8では、写真の編集、加工、検索に役立つ新機能が多数追加されている。自動傾斜補正と切り取りの2つは、新しい「Photos」アプリで注目のツールだが、写真をより美しくするための自動色修正ツールもいくつかある。Appleは、開発者がマニュアル撮影機能をiOS 8で利用できると発表しているので、マニュアル撮影が好きな人も納得できる。

 撮影した写真をより美しくするために、Appleは明るさと色という2種類の新しい調整スライダーを追加した。しかし、それらは基本的な明度の調整とは違う。それぞれのスライダーを使うことで、アプリが写真をすぐに分析し、いくつかのカテゴリにわたって調整を行い、一番見栄えのいい写真ができあがる。そのため、明るさのスライダーでは、シャドウ、ハイライトの露出、ブラックポイント、コントラストなどさまざま要素の調整が行われる。これらの要素を個別に調整することもできるが、写真を素早く修正するには、このスライダーは驚くほど効果的に思えた。

 さらに、iOS上で撮影した写真はすべて、ほかのあらゆるiOSデバイスで利用可能だ(Macでは同じ機能を2015年初めに搭載する予定)。編集した写真や動画も別のデバイスに表示することができる。アプリの上部にある検索フィルタは、写真の撮影場所や日付といったカテゴリで絞り込むのに役立つ。1年前に撮影した写真を探すということもできるし、撮影場所でグループ化された写真を検索することも可能だ。検索は、写真1枚ずつでも、アルバム単位でもできる。

 われわれが推測したとおり、Siriは楽曲認識サービスの「Shazam」をサポートしており、ユーザーの声だけでなく楽曲も認識できるようになった。またSiriには自動車内でのプラグアンドプレイ機能が搭載されたので、ボタンを押さなくても話しかけるだけでSiriを使うことができる。Siriボタンがハンドルに内蔵されているどうかは関係ない。Siriは、より素早く結果が得られるストリーミングボイス認識もサポートするほか、22の新しい言語のサポートも追加される。

App Store

 iOS 8の「App Store」にも追加点があり、開発者はアプリを紹介するショートムービーの作成や、複数アプリのバンドル販売が行えるようになる。バンドル販売では、デバイスのユーザーはセットになったアプリを割引価格で購入できる。ユーザーの選択の参考となるAppleの「Editors’ Choice」マークも表示されるほか、統合された「TestFlight」機能を使えば、開発者は関心のあるユーザーを対象にアプリのベータテストを行うことができ、ユーザーはサイドローディングアプリのようなものを購入しなくてもよくなる。

 そして購入という面では、自分の子どもがどれくらいアプリを購入しているかをもう少し管理したいと考える親は、「Family Sharing」という新機能を使えば、多少権限が増すことになる。たとえば、子どもが家族用アカウントでアプリを買いたいと要求した場合、クレジットカードの所有者は、その購入の承認または拒否ができる。この機能では、最大6人の家族が、同じクレジットカードでアプリの購入を行うことができる。

そのほか

 ゲーム好きな人は、次に紹介するちょっとした新機能を歓迎するだろう。Appleは新しいグラフィックスエンジン「Metal」で、iOSのゲームを盛り上げる姿勢を示した。Metalでは、3Dグラフィックスのレンダリング効率が以前よりも10倍向上するとされている。

 iOS 8は、中国においては、太陰暦のサポートや、ベクタ形式地図の改善、気象データの改善などが行われる。

iOS 8についてのまとめ

 これまでに分かっている範囲で言えば、iOS 8は小規模だが便利な追加機能を多数集めた形のものになる。見出しを独占するような機能はない。その代わりに、iPhoneやiPad向けの多くの既存機能が強化され、健康や家庭といった分野に向けた動きが始まっている。

 iOSデバイスとMacのユーザーはともに、テキストメッセージや写真、さらには通話といった情報が1つの端末から別の端末にシームレスに飛び交うような、さらなるデバイス間での互換性を目にすることになるだろう。

 Appleは、iPhoneとiPadに関する秘密を漏らす可能性のあるソフトウェアについてのサプライズを公表しないことで知られている。われわれは実際、Appleが新しいモバイル端末、そして、iOS 8を今秋リリースする際に、同OSができることについてさらに知ることを期待している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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