モバイルOSとPC用OSの連携を目指すAppleは米国時間6月2日、サンフランシスコで開催されている「Worldwide Developers Conference(WWDC)」において「Mac OS X」の最新版である「Yosemite」を発表した。
同OSは外観が新しくなり、ツールバーが改良され、通知センター機能が追加され、ダークモードを装備すると、同社のソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるCraig Federighi氏は開発者らに述べた。また、「AirDrop」によるファイル共有、「iMessage」によるメッセージング、通話発信/受信機能によって、AppleのモバイルOSである「iOS」と同期するという。
「総合的に、豪華でさらに便利な、OS Xの過去最高のバージョンである」と同氏は述べた。Federighi氏は、Dr. Dre氏に電話をかけて通話機能を披露した。Dr. Dre氏は、Appleによる30億ドルでのBeats Electronics買収に伴い、Appleに加わっている。
開発者は2日からYosemiteにアクセス可能だが、同OSの一般向けリリースは2014年秋に予定されている。しかし夏には、パブリックベータプログラムを通して、開発者以外でも同ソフトウェアのテスト版に登録できる予定だ。
Federighi氏は、「iCloud」との新しい同期機能や、電子メールで大容量ファイルを共有する手段である「Mail Drop」など、同システムの機能の概要を示した。また、「Safari」上のプラグイン不要の高速動画ストリーミングや、新しいタブ機能も披露した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」