ヤフーは6月2日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との情報連携の開始などにともない、ウェブサイトで収集した個人情報の扱い方を定めたプライバシーポリシーを改訂した。
ヤフーとCCCは、両社のポイントプログラムを2013年7月に統合。このとき、Yahoo!ポイントをTポイントに切り替え、日本全国のTポイント提携店舗でポイントを貯めたり使ったりできるようにした。また、TSUTAYA onlineなどで使用されていたT-IDを、Yahoo! JAPAN IDに統一し、Yahoo! JAPAN IDのみでネット上でのTポイントサービスを利用できるようにした。
今回の改訂により、ヤフーはCCCに、Tポイントの連携手続きをしたユーザーのウェブページなどの閲覧履歴、キャンペーンへの参加情報、顧客分析情報を提供する。一方でCCCはヤフーに、当該IDに関するCCCが保有する商品購入履歴、キャンペーンやサービスの利用履歴、顧客分析情報を提供する。なお、この情報連携を希望しないユーザーには、オプトアウト(情報提供の停止)の仕組みを用意する。
このほか、病気予防のためのエビデンス(根拠)情報の収集、獲得、創出のためのプロジェクト「HealthData Labo(ヘルスデータラボ)」や、外部研究機関などとの共同研究などにおける、情報提供に関する規定を新たに設けた。また、官公庁への情報提供に関わる部分に規定を追加し、ヤフーの判断により、官公庁に対してユーザーの連絡先を開示できるようにした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」