人気のブックマーク用ツール「Pocket」は米国時間5月28日、ユーザーがインターネットにある情報の一部を永久に保存できるよう、新しい有料サービス「Pocket Premium」を発表した。価格は、月額5ドル(500円)と年額45ドル(4500円)があり、ユーザーは、自身が保存したアイテムを失わないための永久バックアップ、より高度な検索オプション、自身が保存したアイテムを整理するのに役立つ自動タグ付けなどが得られる。
Pocketは、ニュースやブログ記事、ウェブサイト、ビデオなどを保存できる便利なオンラインツールおよびモバイルアプリスイートで、ユーザーは、これらのアイテムを後から閲覧したり、視聴したりすることがコンピュータ、タブレット、携帯電話からできる。Pocketのモバイルアプリを使うことでユーザーは、インターネット接続がなくても保存したアイテムを閲覧することができるので、外出時には便利だ。
Pocket Premiumで最も注目すべき機能は「Permanent Library」で、ユーザーが保存したアイテムすべてのコピーをバックアップし、いつでも閲覧できるようにする。閲覧は、そのアイテムがたとえウェブ上から消えても可能だ。同機能は基本的に、ユーザーが保存した各ウェブサイトや記事のデジタルアーカイブなので、保存時の状態を保つ。
Premiumは、ユーザーがライブラリに保存したすべてにインデックスを作成するフルテキスト検索エンジンの利用を可能とする。ユーザーは、キーワード、著者、タグなどで検索し、必要としているアイテムを探すことができる。この機能は、Pocketにアイテムを多数保存しているユーザーにとって便利だ。
さらにPremiumの特徴として、自動タグ付け機能がある。新しい記事を保存した場合、Pocketはコンテンツを分析し、ユーザーが付けたいと思う可能性があるタグを推奨する。Pocketは、保存されたアイテムにタグが付けられると、アプリ内でグループとしてまとめるので、それらのアイテムを見つけるのが容易になる。
Pocket Premiumへの登録はPocketのウェブサイトで可能だ。Premiumの機能は、ウェブや「iOS」、そして「Android」で利用可能となっている。アップグレードを選択すると、Pocketにこれまで保存していたアイテムすべてがPermanent Libraryに自動でバックアップされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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