グリーベンチャーズは、第2号となる新ファンド「AT-I投資事業有限責任組合」(AT-I)の1次募集を、約50億円のコミットメント総額で5月15日に完了したと発表した。主な出資者は、グリー、独立行政法人中小企業基盤整備機構のほか、クレディセゾン、エイチーム、みずほキャピタルなど。AT-Iでは夏を予定している2次募集に向けて、引き続き国内の機関投資家から出資を募る予定だ。
グリーベンチャーズは2011年12月に設立後、約2年半で日本や東南アジアのスタートアップ800社以上にコンタクトし、13件の投資を行っているという。同社では、親会社のグリーの主要ビジネスであるゲームやコンテンツ事業ではなく、国内や東南アジアのネットビジネス全般を投資対象にしているという。
新ファンドのAT-Iは、これまでのグリーベンチャーズと同様に、日本や東南アジア地域におけるコンシューマーインターネット、モバイルサービス、マーケティングテクノロジ、クラウドアプリなどの分野のベンチャー企業を中心に投資していくという。投資ステージは、起業したばかりの“シリーズA”ラウンドを中心とし、原則リード投資家として1社あたり約1~3億円を投資していくとしている。
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